ブルガリア
ソフィア Sofia †
- ブルガリア共和国の首都。
- ヴィトシャ山の麓、首都では欧州一の高さ550mの高原に位置する都市。
- 北にはバルカン山脈など周囲を山に囲まれている。
- 紀元前7世紀に建設された町は、アドリア海と黒海を結ぶ交通の要所で交易で栄えた長い歴史を持つ。
- 第二次大戦後のソビエトに倣った社会主義体制から民主化を果たして以降、今なお急速に変化を続けている町となっている。
- 聖ペトカ地下教会があるスヴェタ・ネデリャ広場周辺からアレクサンドル・ネフスキー教会に延びるツァール・オスヴォボディテル通りに見どころが集まる。
- また、中央駅から延びるマリア・ルイザ通り〜ヴィトシャ通り周辺にはカフェやブティックみやげ物店などが並ぶ繁華街となっている。
空港: †
ヴラジデブナ空港 コードSOF
新しい空港ターミナルビルと2番目の滑走路 (3800m) の建設が計画されているが、財政上の問題で遅々と進んでいない。
市街から約10km。交通手段は市バスかタクシー。
市内の交通機関 †
地下鉄はない。
- トロレイバス
- 市内路線バス
- トランバイ
トラムtramのことだが、ブルガリアで「トラム」と言っても通じない
切符は共通。
- 鉄道駅:
ソフィア中央駅はミュンヘンオリンピックスタジアムをモデルにして造られた。
見どころ †
- 聖ペトカ地下教会 St. Petka of the Seddlers Church
14世紀イスラム全盛の時代に、オスマントルコ時代イスラムの遠慮して目立たぬように半地下に建てられた質素な造りの教会。
丸いドームと尖塔が特徴的な堂々としたイスラム寺院、バーニャ・バシ・ジャーミア Banya Bashi Mosque とは対照的。
周囲の道路よりかなり低い位置に建てられており、半ば地下に埋まっているように見え、大型ビルに囲まれたその光景は異様な感じすらする。
窓もない外観だが、内部は装飾が施され美しい。教会周囲には地下道が整備されみやげ物店やカフェが並ぶ。
- アレクサンドル・ネフスキー教会 Aleksandar Nevski Memorial Church
1882年に着工、40年かけて完成したバルカン半島最大の寺院。
ソフィアのシンボル的存在となっている。
ロシアとの独立戦争の犠牲者を祀る堂として建てられた。
ネオ・ビザンチン様式の建築で高さ60mの金色のドームをはじめ12のドームが特徴的。内部も豪華な装飾が施され、大理石のモザイク壁画や、巨大なシャンデリアなどが見事だ。
地下には国内各地から集めたイコンが展示される博物館となっている。
- 聖ゲオルギ教会 St. George Church
4世紀ローマ帝国の時代に建てられたレンガ造りの教会。
ローマ時代の浴場跡が残る
内部には10〜14世紀の宗教画が残されている。
現在、教会の周囲はビルに囲まれひっそりと建っている。
- 国立歴史博物館
- 大統領府
衛兵交代毎時;
- 聖ネデリア教会
丸屋根、ブルガリア正教会
(近郊)
リラの僧院 Rila Monastery †
- ソフィアから南へ約120kmにあるリラ山の渓谷に建つブルガリア正教の総本山となる僧院。
- 国内160以上ある僧院の最高峰
- 10世紀に山中で隠遁生活をはじめた小さな寺院が基礎となった。
- 14世紀に土地の貴族による寄進によって教会や強固な城砦が築かれブルガリアの宗教・文化の中心として栄える。
- 300室におよぶ僧房などから成り、厳粛な雰囲気に包まれている。
- 1983年、世界遺産に登録されている。
(アクセス)
ソフィアから片道3時間
(見どころ)
聖母誕生教会
フレリョの塔
(近くの山の中)
創始者イヴァン・リルスキーの洞窟
ボヤナ教会 Boyana Church †
- ソフィアの南西部、ヴィトシャ山 Vitosha Mountains のふもとに建つ教会。
- 堂内の壁面に飾られた美しいフレスコ画で知られる。
- ガイドツアーにより内部見学が可能で、イエスと十二使徒を描いた傑作「最後の晩餐」などを見ることができる。
- フレスコ画の写真などを展示する博物館が隣接している。1259年制作のフレスコ画は世界遺産に登録される。
ステゥデン イズボル村 †
ソフィアから西に150Km
ヨーグルトの発酵をうながす、ブルガリア菌の発見者スタメン・グリゴロフの生
まれ故郷。その生家が残っている。
ヨーグルト博物館がある。