ブルゴーニュ
フォントネー Fonteney †
- ディジョンの北西。
- マルマーニュ村のはずれの谷間にたたずむ修道院。
- シトー派の指導者ベルナールが1118年に創建した。
- 11世紀末に起こったシトー派は禁欲主義で知られ、質素であることを重んじた。
- 修道院の建物もその主義が反映されていて、尖塔もない実にシンプルな外観。
- 彫刻などの装飾もほとんど排除されている。
- 同じブルゴーニュ地方に造られたクリュニー派の華麗な施設とは対照的だ。この中で修道士たちはワラを敷いた床で寝起きし、写本などに励んで神の道を目指した。
- その後の戦乱で廃れ、フランス革命期には製紙工場として使われたこともあった。現在は一般公開されていて、教会、寄宿舎、パン焼きの部屋、診療所などを見てまわることができる。
- 1981年に世界遺産に登録されている。kbt