ブルゴーニュ
ヴェズレー Vezelay †
- サンチャゴ巡礼の道のひとつ「サン・レオナールの道」の起点
- ブルゴーニュ地方の小さな村。
- 丘の上に城壁に囲まれた古い街並みがあり、中世の趣きを残している。
- その中心に佇むサント・マドレーヌ教会は、ブルゴーニュ・ロマネスク様式の代表的な建築。
- 9世紀後半の創建で、マグダラのマリアの遺骨を祀ったとされ、多くの巡礼者が押し寄せた。
- 11世紀末から12世紀にかけて大規模に増改築されたが、13世紀にプロバンス地方の同名の教会で遺骨が発見され、権威は凋落した。
- 聖堂は損壊が進んだが、19世紀になって作家プロスペル・メリメに美術的価値を見出され、再建されるに至った。
- 身廊のアーチに2色の石材が使われ、濃淡のある縞模様になっているのが印象的だ。
- 正面扉上のタンパンに施されたキリストと使者の彫刻はロマネスクの傑作と言われている。
- 「ヴェズレーの教会と丘」として1979年に世界遺産に登録されている。Qkbt