ドイツ/ハイデルベルグ・古城街道
マンハイム Mannheim †
(バーデン・ヴュルテンベルク州)
人口:約31万人
- フランクフルトFrankfurt a/Mの南78kmに位置する河港都市。
ライン川Rheinとネッカー川Neckarの合流点にあり、古城街道の西の起点となる。
- 1606年、プファルツ選帝侯フリードリヒ四世によって創設された町。
- そのプファルツ選帝候の宮殿 Kurfurstlisches Residenzschlos は、中央駅から徒歩圏内。
ヨーロッパ最大のバロック宮殿であり、現在は一部を大学として使用されている。
贅をつくした「謁見の間」「宮殿礼拝堂」などが一般公開されている。
- 環状道路に囲まれた旧市街は、碁盤の目のように整然と道がしかれ、計画的都市づくりが行われている。
144の住居地区ブロックからなり、それらのブロックは、文字と数字の組み合わせだけで呼ばれる。
- ドイツでも屈指の産業都市であったため、第2次世界大戦では、完全に破壊尽くされ、一面が焼け野原になってしまった。詮議に碁盤の目に沿って近代的建物が建てられているため、歴史的建造物は残っていない。
- 音楽の分野では、18世紀以来活発な活動が行われ、音楽の都としてヨーロッパ中にとどろいた
マンハイム楽派Mannheなるものができたところでもある。
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欧州一の宮廷楽団があったところで、ザルツブルグにいたモーツァルトも一時期ここにお仕事を探して滞在していた時期がある。
現在も音楽活動の盛んな都市で、世界に名の通った音楽学校もある。
- 旧市街地は中央駅Hauptbahnhofの北と北西方向、ライン川とネッカー川の合流地点のあたる半島部分になる。
アクセス: †
- 鉄道
フランクフルト中央駅Frankhurt a/M Hbf.から特急約38分、15-40分間隔
空港駅からの直行便は特急ICEで35分だが、1時間間隔となる。
中央駅からの直通と空港からの直通は別ルートなので、帰路は乗車券を購入するときに注意が必要だ。
見どころ †
- 宮殿 Residenzschloss:
ドイツ最大のバロック宮殿(400以上の部屋、2000の窓)の建築工事は1720年から1760年まで続いた。
第2次世界大戦中に破壊されてしまったが、戦後彩建設された。
現在はその大部分が大学関係に使われている。
主要棟と直角をなす左石の翼が、広大な前庭を囲んでいる。
右側の翼の先端に教会があり、左側のそれは城の旧図書館で終っている。
正面階段からはネッカー川にまで至るクーアプファルツ通りKurpfalzstrasseの長い眺望が得られる。
天井画はコスマス・ダミアーン・アーザムCosmas Damian Asamによる原画を復元したもの。
内部のガイドツアーもある。
- フリードリヒ広場 Friedrichplatz
町のシンボルとなっている巨大な給水塔Wasserturmがあり、そばに巨大なアールデコ調の噴水もある。
- 市立美術館 Stadtische Kunsthalle
- 市立ライス美術舘 Museum fur Kunst-Stadt−und Theatergeschichte im Reiss−Museum:
- 考古学・民族学博物館 Museum fur Archaologie und Volkerkunde:
- イエズス会教会 Jesuitenkirche:
- 船舶博物館 Museumsschiff Mannheim:
- 産業技術博物館(Landesmuseum fur Technik und Arbeit:
周辺の見どころ †
- シュヴェッティンゲン宮
マンハイムから南へ10kmの離宮。
ここの主、選帝侯カール・テオドールは音楽に深い関心を持ち、欧州各地から優秀な音楽家を圧寝て宮廷楽団を編成した。
モーツアルトの間もある。7歳のとき演奏し、選帝侯を感激させた。
入口にモーツアルトの胸像がある。