フランス
プロバンス Provence †
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- 南フランスの地中海沿岸、マルセイユより西側の一帯がプロヴァンス地方。
- その歴史は古くギリシア時代にまで遡る。
- 植民都市となったローマ時代の大繁栄は、アルルやニームの円形劇場やポン・デュ・ガールなど数々の遺跡が今に伝えている。
- 9世紀のプロヴァンス王国創設後も、15世紀後半にフランスに併合されるまで数々の侵略が繰り返された。なおプロヴァンスの名は、プロヴィンキア(植民都市)に由来する。
- 歴史の中で生まれた独自のプロヴァンス文化があり、オリーブオイルを効かせた郷土料理のほかにも、陶器、天然素材の石鹸、またコットン・ファブリックやサントン人形などの素朴な伝統工芸品も多い。
- 大自然と関わる田舎の素朴な生活がプロヴァンスのイメージとなっている。全般に温暖といわれる気候も、夏は暑く、冬にはミストラルという強風が吹き荒れる。
- ゴッホやゴーギャン、セザンヌら印象派の画家たちは、アルルやエクス・アン・プロヴァンスなどプロヴァンスの魅力に惹き付けられ、名作の数々を描いている。
- 彼らのゆかりの場所をたどるのも旅のテーマのひとつとなっている。
- 世界的なベストセラーとなったイギリス人作家ピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12か月』の舞台でもある。
(都市・エリア)