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エストニアの概要

国 名

エストニア共和国 Republic of Estonia

国コード

ISO=EE/EST/233,
NET=.ee,
IOC=EST

プロフィル

バルト3国の中でもっとも北に位置する国。
首都タリンからフィンランド湾の北の対岸フィンランドの首都ヘルシンキまで85km、同じく湾の東奥ロシアのサンクトペテルブルクまで350kmである。

バルト3国は1991年9月、長く厳しい独立運動の末、ソビエト連邦から独立。
フィンランドと立地上近いため、観光客が非常に多く、経済的にもほかのバルト諸国が苦境にある中で最も良好な成長を遂げている。
特にIT産業が堅調な成長をしており、ヨーロッパの中でも高く評価されるところとなっている。
IT産業の進歩の中でハッカーの多い国とも言われてヨーロッパからは警戒されるところでもある。
ソ連からの独立して以来、その国境の問題と国内に残った残留ロシア人の問題が課題となっている。
エストニアが歴史的に欧州やロシアの国々の支配を受けてきたため、地名の中には複数の名称がある地域が少なくない。

通貨は、2010年までクローンを用いていたが、1度の延期(2007年)を経て2011年1月1日にユーロへの移行が完了した。1999年のユーロ導入以来17カ国目で、旧ソ連圏から初めてユーロ圏の一員となった。 2010年には、イスラエル、スロベニアとともにOECD加盟国となった。

エストニア国旗

国のシンボル

国 旗

横に3色、上から青、黒、白の順。
青は中世エストニアの紋章の色で古代の自由、黒は他国に支配された時代からの独立、白は明るい発展する未来を象徴。
18世紀に帝政ロシアの支配下にあったが、この旗はエストニア学生協会の旗として19世紀に生まれたもので、ロシア革命が起こった後、エストニアも共和国を樹立、1922年に国旗に制定。
1940年にソ連邦に組み込まれてしまっていたが、1991年のソ連邦解体後、完全に独立して改めて国旗として使用している。

国 花矢車草

国 鳥つばめ

国 歌

Mu Isamaa, Mu Onn ja Room (我が祖国、誇りと喜び)

国 土

西はバルト海、北はフィンランド湾に面している。
南のラトビアとの国境線は267km、東のロシアとの国境線は290kmある。
国土の50.5%は森林となっている。国土全体は平坦で標高100m以下で、湿地が多く、大小1500を越える湖が存在する。
近海にはヒーウマ島、サーレマ島をはじめとする800の島々が点在する。
最大の湖は東部のペイプシ湖で、面積は琵琶湖の5.22倍、湖の中央にはロシアとの国境線がある。
ペイプシ湖から、タルトゥに次ぐエストニア第3の都市ナルヴァ(ロシアとの国境の街)を経て、フィンランド湾に流れ込むナルヴァ川は、エストニアとロシアの国境線となっている。

面 積

4万5227k㎡  
日本の約9分の1、北海道の約6割,四国の2.5倍

政治形態

政 体
共和制

独立年月日
1991年9月6日、ソビエト連邦より独立

加盟機関
1991年9月17日国連加盟
1999年にWTO加盟。2004年にNATOおよびEUに加盟。

首 都

タリンTallinn(約40万人)

地方行政

15の県に分かれる。

国 民

人 口

約132万人

民 族

フィン系エストニア人65%,ロシア人25%,ウクライナ人3%

言 語

エストニア語(公用語) 、ロシア語

宗 教

ルター派キリスト教(プロテスタント)が主流だが、ソ連時代の影響で民の信仰は比較的薄い。












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