アビラ Avila

概要

アビラフォト

マドリッドの北西107km、セゴビアへ67km
標高1131mでスペインでも最も高いところにある都市。
冬は雪多く、寒さ厳しく、夏の暑さが厳しい、夜はぐんと涼しくなる。
11世紀にカスティーリャのアルフォンソ6世がイスラム軍よりこの地を奪回し、国土回復運動の拠点とした。

聖女テレサ・デ・ヘスス Teresa de Jesus(15151582)の生誕の地でもあり、カトリック教徒には馴染みの深い町。

アクセス

マドリッド・チャマルティン駅から列車で1時間30分。便数も少なくない。
バスの便が便利。

見どころ

アビラは「城壁と聖テレサの町」と呼ばれる。
城壁の中にカテドラルとサンタ・テレサ修道院があり、城壁外にはサンタ・ホセ修道院とエンカルナシオン修道院がある。

城壁 Las Murallas

周囲全長2562m、高さ12m、厚さ3m、88の円筒の塔がある。
1000~1099年にイスラム教徒からの防備のために築いたもので、ほぼ四角形。
9つの門のうちアルカサル門とサン・ビセンテ門が立派である。

カテドラル Catedral

12世紀初頭から16世紀に建てられたロマネスクとゴシック様式。
後方にシモロCimorroという塔を防御のために配している。
正面両脇の塔のうち右側は未完成のままの残された。

サンタ・テレサ修道院 Convento de Santa Teresa

テレサ・デ・ヘススは19歳でカルメル会修道院に入ったが、1562年改革を志して「裸足のカルメル会修道院」を設立し、1622年聖者の1人に加わった。そのテレサの指がガラス箱に収められている。

サン・ホセ修道院

城壁外300m。1562年最初に設立した修道院。
彼女が使っていた木の枕、遺体が納められていた柩などが展示されている。

エンカルナシオン修道院

城壁の外、北へ400m。テレサが最初の29年を過ごした修道院。
彼女は寒さ厳しい中、裸足でサンダルだけで過ごした。ここから会の名前がついた。TA

















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