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スペインへのアクセス・国内交通

スペインへのアクセス

日本からスペインへの直行便は
2016年10月からイベリア航空IBが成田・マドリッド間に週3便で再開されている。
所要時間は約13時間。
IB6800 NRT/MAD 1120/1720(1820) 月、水、土
IB6901 MAD/NRT 1320(1220)/0935+1 火、金、日
()内は冬時間、
日本との便はマドリード・バラハス空港では第4ターミナルに到着・出発する。
イベリア航空は、バルセロナ、ビルバオ、グラナダ、セビリア、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、バレンシアといった同社の持つスペイン国内29地点に接続している。
バルセロナ以外は同日接続できない都市もある。
イベリア航空はワンワールドアライアンスに加盟している。
イベリア航空は、子会社としてイベリア・エクスプレスおよびフランチャイズ・パートナーであるイベリア・レヒオナル/エア・ノストラムを有している。国内線ではこれらの航空会社便となる。

そのほか、
欧州内の都市で乗り継ぐのも、マドリッド、バルセロナへは多くの航空会社便が同日乗り継ぎ可能となる。

乗継空港の移動

欧州域内で移動が多くなり、空港ターミナルがどんどん肥大化して、乗り継ぎ客にはかなり不便を感じることがある。バスやミニレールを利用して移動しなくてはならず、手荷物を持っている乗客には、とても煩わしいし、不慣れだとわかりにくい。
乗り継ぎ便を選ぶときには、なるべく小さな空港を使う航空会社を選ぶ方がいい。
大都市の空港ほど巨大で、わかりにくい。

日本を含め、アジア各国からの便と欧州域内発着の便は通常ターミナルやゲートが離れていて移動に相当時間がかかる。

フランクフルト空港の場合

フランクフルトはスカイトレインを利用する。
長距離便発着ターミナルではブリッジの数が限られていて、バスでの移動も少なくない、重い手荷物を下げては結構煩わしいものだ。

シェンゲン協定国間の移動なので、まず日本から到着した際に入国審査を受ける。
荷物はスルーでスペインまで届くので、税関検査はスペインで行われることになっている(シェンゲン国外からのスルー荷物はタグで識別している)。
シェンゲン協定国外で乗り継ぐ場合は、スペインでは国際線ターミナルに到着し、通常の入国手続きを行う。

アムステルダムの場合

一番便利な空港だが、現在は日本航空は就航していない。
KLMオランダ航空の利用となる。
コンコースがタコ足のように四方八方に広がっている。(A~F)
日本からの発着はターミナルF、スペインへの発着はたいていBになる。同じ建物の中を移動するが、かなり距離があり徒歩で10分はかかる。慌てる必要はないが、心得ておかないと気が焦る。
アムステルダム~スペインのフライトは国内線と同様の扱いになり、マドリッドではターミナル4、バルセロナはターミナルBから発着する。帰りも同様で出国審査はアムステルダムで行われる。

フランクフルトの場合

フランクフルトはスカイトレインを利用する。
長距離便発着ターミナルではブリッジの数が限られていて、バスでの移動も少なくない、重い手荷物を下げては結構煩わしいものだ。
日本やアジアからの到着ゲートを出るとすぐに乗継便のゲート表示板がある。
ここでシェンゲン協定国内行きとそれ以外の国へのゲートへのルートが分かれる。ドイツ国内、シェンゲン協定国内への乗客にはイミグレーションがある。入国審査が終わると、次の便へのゲートへの表示に従って進む。空港内移動のトラムで移動する。乗継便のゲートがその時点で決まっていない場合には、メインターミナルで待機することになる。
乗り継ぎの場合には、次のゲートへの途中で再度セキュリティチェックを受けなくてはならない。
荷物はスルーでスペインまで届くので、税関検査はスペインで行われることになっている(シェンゲン国外からのスルー荷物はタグで識別している)。
シェンゲン協定国外で乗り継ぐ場合は、スペインでは国際線ターミナルに到着し、通常の入国手続きを行う。

パリ・シャルルドゴール空港の場合

日本からの日本航空、エールフランスとソウル発着便はターミナル2F、同じEU域内のエールフランス便のマドリッド、バルセロナ行きは同じ2F発着となっている。全日空はターミナル1の到着となり、乗継バスでターミナル2Fへ移動する。
なお、イベリア航空(IB)は大部分がオルリー空港Orly発着となっている。
シャルルドゴール空港で乗継出来るIB便は便数が少ない。ターミナル2Dから発着する。

ロンドン・ヒースロー空港での乗り継ぎ

ヨーロッパでもっとも複雑でわかりにくい空港とされ、乗り継ぎにはかなり慎重さを要する。
ターミナルが5つある。日本からは、航空会社によって到着ターミナルが違う。
英国航空BAはターミナル5、ヴァージン・アトランティックと日本航空ターミナル3、全日空はターミナル2、
ターミナルビルに入ったらすぐにインフォメーションボードを見て、次の自分が利用するスペイン行きの便がどのターミナルビルから出るか確認する。
ターミナルが別ならば、移動しなければならない。
乗り継ぎ(Flight Connections)のサインに従って進む。別のターミナルまで無料のバス移動となる。バスは頻繁に来るから急いで混んでいるバスに乗らなくても、次のバスを待てばいい。
バスは、5,3,4,2といくつかのターミナルへ途中停車する。周りの人が下りるからと言って自分もつられて降りない。間違えて降りたらそこで待っていればすぐに来る。
イベリア航空便はターミナル5

空 港

マドリッド/バラハス空港 Barajas(MAD)

市街から北東に13km、車で約20〜30分
ターミナル1:国際線の発着便
ターミナル2:シェンゲン協定国の発着便および国内線
ターミナル3:バルセロナとのシャトル便
ターミナル4:イベリア航空(IB)
ターミナル1~3は端が結ばれていて、建物の中から移動することができる。
地下鉄駅が直結しているが、市街まで何度か乗り換えの必要があり、安全面でも勧められない。

バルセロナ/エル・プラット空港 El Plat(BCN)

市街から南12km、車で約20分、サンツ駅まで電車で約15分
ターミナルA:国際線の発着便
ターミナルB:シェンゲン協定国の発着便および国内線
ターミナルC:マドリッドとのシャトル便
一列につながっていて、乗り継ぎの際にはコンコースを徒歩で移動できる。
ターミナルAとBの間に鉄道駅への通路がある。

鉄道によるアクセス

(軌道幅がちがうイベリア半島)
ヨーロッパのメインの鉄道は、レールのゲージが標準軌道(1453mm)に統一されて各国間がつながっている。
ところがイベリア半島だけは歴史的背景があり、広軌(1668mm)の幅のレールが敷設されている。
そのため、今でも他国からの直通列車の数が非常に少ない。

パリ・リヨン駅・バルセロナ・サンツ駅間 1日3便運行 6時間30分。


スペインの鉄道についての詳しいことはこちらへ
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国内の交通機関

空 路

スペインは非常に大きいので、航空機の利用が多い。
スペイン国内線はイベリア航空(IB)の子会社やフランチャイズの航空会社便がマドリッド、バルセロナを中心に国内各地に就航している。
また、マドリッド-バルセロナ間はシャトル便が1時間ごとに運行されているので、両都市間の移動に便利である。

マドリッド・;バルセロナのシャトル便「プエンテ・アエレオ Puente Aereo」
マドリッドとバルセロナの間は予約のできる便とイベリア航空(IB)のシャトル便プエンテ・アエレオが就航している。ほぼ1時間おきに出発するシャトル便は事前予約が不可能で、先にチェックインしたものから搭乗し、定員になったら1時間先の便に回される仕組みになっている。通常の国内線とは発着ターミナルが違う。シャトル便のチケットは現地で購入すると安いため、これを利用したときに何時の便に乗れるかはチェックインしてみないとわからない。繁忙期はかなり混んでいるため、2時間先の便になることなど度々あり、出迎え人がいるときにはミートできなかったりすることがある。

格安航空LCC

スペインで最大の格安航空会社LCCのブエリング航空 Vueling Airlines (VY)は、マドリッドとバルセロナを主要拠点として国内各地ばかりか欧州主要都市間にも多く就航している。国内滞在中、ほかの都市へ行ってみたい向きには、安くて便利だ。
どこのLCCも同じだが、
預け荷物(23kg)15ユーロ
•クレジット手数料 9.5ユーロ
がチャージされる。
LCCを利用するときには、チェックインカウンターのスタッフが少ないため、とにかく長い行列ができている。早めに空港へ行かないと、乗り遅れることがある。

鉄 道

スペインの鉄道は大部分が国有鉄道RENFEで、
その大部分が広軌 (1668 mm)となっている。
1992年に誕生した超特急新幹線が標準軌 (1435 mm)を採用している。
地方の自治体が中心となって限られた地域で運行されている狭軌道のものがある。
大都市間の高速列車は頻度が多いが、地方の限られた街を移動する鈍行は1日に数本しか運航されていない区間も少なくない。
主な超高速新幹線
マドリッド-バルセロナ間
マドリッド-コルドバ-セビリア間
マドリッド-サンチャゴ・デ・コンポステラ間(カーブでのスピード出しすぎて横転事故を起こしたことで有名になった)
そのほか、ヴァレンシアへも高速運転されている。

広軌道のバスク地方と、標準軌の新幹線路線へ乗り入れることができる高速列車が、ビルバオ、サンセバスチャンとバルセロナ、マドリッドを結ぶ路線もある。

鉄道で旅程を組むときには時刻表をしっかり見てプランするといい。
スペインの鉄道についての詳しいことはこちらへ

スペイン国内の地下鉄・LRT

主要都市都市には相次いで地下鉄またはトラムなどのライトレールLRTが開業している。
マドリード (マドリード地下鉄)
バルセロナ (バルセロナ地下鉄&トラム)
バレンシア (メトロバレンシア)
アリカンテ (トラム)
ビルバオ (ビルバオ地下鉄&トラムLRT)
パルマ・デ・マリョルカ
パルラ (トラム) (建設中)
セビリア (地下鉄) 建設中
グラナダ (トラム) 建設中
マラガ (地下鉄) 建設中
べレスマラガ
ビトリア=ガステイス

長距離バス

アンダルシアパス Andalucia Pass
アルシナ・グラエス・スル社の260路線の定期路線網を自由に乗継できるパス。
4日間通用;45ユーロ
8日間通用;80ユーロ
スペイン在住以外の人が対象になる。
発券はネット(日本語)で予約をしてプリントアウトしたものを持参する。
http://www.andaluciapass.es
パスにスタンプと利用開始日が記入されると、有効期限内どこでも予約が可能になる。
スタンプを受けられるバスターミナルは、マドリッド、グラナダ、セビリア、コルドバだけ。に蜜は30kgまで、それ以上は追加料金がかかる。
旅行者傷害保険は含まれていない。
路線と時刻表は
http://www.alsinagraelis.es/agsur/es-03.htm

タクシー

ボディのデザインは都市によって統一されていてわかりやすい。都市によってエアコンがない車が多い。あってもあまり効かない。マドリッド、バルセロナなどの大都会は終日渋滞しているため、ドライバーによって高速を使ったり遠回りをするケースもある。
日曜日、深夜、早朝は割増料金になる。また、空港や駅からの利用や、大きな荷物の持ち込みも追加料金になる。チップは釣り銭程度でよい。

豪華観光列車

旅行会社が主催して特定区間を観光しながら、豪華な地元のレストランなどで食事をしてめぐる。JR九州が運行している「ななつ星」のような観光列車

アウ・アンダルス号

5泊6日でアンダルシア地方を巡る
アルアンダルスの車両は1900年代前半に英国の皇族のためにフランスで製造されたもので、オリエント急行と同じような豪華客車が使用されている。
世界遺産、馬術アカデミー、アルハンブラ宮殿、シェリー酒試飲などを巡る。

トランスカンタブリコ号El Transcantabrico

北スペインを巡るもので、夜の移動はない。 
列車は夜の駅に朝まで停車し、移動は基本、食堂車で朝食をとっている時に移動する。
朝食の後、次の駅に到着してから下車してバスで市内観光が始まる。大聖堂、美術館、自然公園、湖、海岸(ビーチ)など。
夕食は食堂車だけでなく街中の有名な高級レストランの利用など 美食の旅 としても人気が高い。
夕食後は列車に戻りサロン車両でシャンパンやワインを楽しみながら音楽やダンスを楽しむのがトランスカンタブリコ スタイル。












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