ビルバオ Bilbao

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ビルバオフォト

バスク地方
マドリッドから397km、サン・セバスティアンから100km、バルセロナから607km、サンタンデールから116km
人口35万2000人、スペインで10番目に多い。

概要

ビルバオはバスクを代表する都市で、近代都市、芸術都市として知られている。
大西洋のビスケー湾からネルビオン川を19km遡った位置にある。
町の中心を流れるネルビオン川を挟んで旧市街と新市街に分かれ、大小さまざまな17本の橋が2つの地区を結んでいるという川と橋の町。
市街地は平均標高400mの山地に囲まれている。
雨天が多く、スペインの他地域に比べて年間降水量は多い。一年のうち45%が雨天日、40%が曇天日といわれる。1日のうちに晴れ曇りと雨天が目まぐるしく変化する。

1300年に建設された中世の町。15世紀末から港湾都市として重要になり、英仏などと交易が盛んになる。

ビスカヤ地方の採石場から採掘された鉄鉱石をビルバオ港から国外に輸出する集積地として繁栄を極めていた。ビルバオはバルセロナに次いでスペインで2番目に大きな工業地域の中心地となっていた。そのおかげで人口流入が激しくバスク地方の中ではバスク人が最も少ない都市となってしまっている。
現在でも、市内の中心地を流れるネルビオン川沿いには工場や石油コンビナートが集中している。

1980年代に、従来の鉄鋼業を中心とする産業基盤が崩壊し、ビルバオ行政府は「ビルバオ都市再生プロジェクト」をスタートさせた。
第三次産業への再開発を図り、芸術都市に転換した。
14世紀初頭から町の中心であった旧市街には歴史的建造物が多く残る。
新市街には、最先端の現代建築やパブリックアートが並ぶ。アートな最先端ビルが建ち並ぶ新旧が融合するアートと建築の街へと変身していった。
また旧市街の道には、聖地サンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼の道になっており、世界遺産になっている「巡礼の道」の一部となっている。路面のいたるところに、シンボルの帆立貝ヲデザインした道標が埋め込まれている。

また、ここはスペインのモーツァルトと言われた作曲家アリアーガの生誕の地で、市内に彼の名を冠したアリアーガ劇場(19世紀末)がある。

ビルバオは食でも有名で、スペイン料理の代名詞でもある「タパス」をはじめあらゆる料理を味わうことが出来る、スペイン随一の美食の街でもある。
サン・セバスティアンと並んで、ピンチョスで有名である。

アクセス

空路

欧州主要都市から毎日数便、国内線はマドリッド、バルセロナ、バレンシア、セビリャ

鉄道

マドリッド・チャマルティン駅から直通は1本5時間、ブルゴスから約2時間、1日4~;5本運行
バルセロナ・サンツ駅から1日2往復、約6時間40分。

空港

ビルバオ空港 Aeropuerto de Bilbao, (IATA: BIO)
ビルバオの北11kmの位置にある
所在地からソンディカ空港やロイウ空港と表記されることもある。
ビルバオを復活させたのが建築デザインと美術であるとされている。ノーマン・フォスターがデザインした空港。
ビルバオ市内のバスターミナルからビルバオ空港まで運行している。

ビルバオの交通機関

地下鉄(メトロ・ビルバオ)

主要2路線はネルビオン川の流域を重複して走り、サン・イナツィオ駅で分岐してビスケー湾沿いを走る。


ビルバオトラムフォト


路面電車(ビルバオ・トラム)

おしゃれな明るい白とグリーンのモダンなデザインで、停留所との段差が全くない低床式電車が1路線、旧市街と新市街をネルビオン川に沿って15の停留所を結んで走っている。各停留所に自販機が設置されている。1回券と、1日券が購入できる。車内では購入できない。
旧市街中心部に最も近い停留所は始発のアチュリ駅から一つ目のリベラLa Riber。


鉄道駅

ビルバオ・アバンド駅とビルバオ・アバンド駅がある。
ビルバオ・アバンド駅に隣接してビルバオ・サンタンデール駅がある。


ビルバオ・アバンド駅 Bilbao Abanndo発着

スペイン国鉄 RENFE
マドリッドやバルセロナなどの長距離路線。

近郊通勤線 セルカニアス・ビルバオ
ビルバオを中心とするビルバオ都市圏で運行されている通勤列車ネットワークである。 近郊のバラカルド、セスタオ、バサウリ、ポルトゥガレテ、サントゥルツィ、ウルドゥニャ/オルドゥニャなどを結んでいる。バスク語ではビルボコ・アルドリアク (Bilboko Aldiriak)。
セルカニアス・マドリードやセルカニアス・バルセロナなどと同様に、レンフェ(スペイン国鉄)の一部であるセルカニアスによって運行されている。C-1、C-2、C-3の3路線からなる。C-1とC-2はビスケー湾(ネルビオン川の河口)に向かうが、C-3はビルバオの自治体境を超えてビルバオ都市圏に達する。

アチュリ駅 Bilbao Atxuri発着

バスク鉄道 Ferrocarriles Vascos
(バスク語: Eusko Trenbideak)
駅舎もビルバオで最も古い建物の一つとなっている。
バスク鉄道の一部の路線はフランスのアンダイエまで乗り入れており、スペイン=フランス国境から数百メートルだけだが、フランス領内にもバスク鉄道の線路が存在する。


ビルバオ・サンタンデール駅発着

スペイン狭軌鉄道(FEVE)
スペイン北部を狭軌線を運行しており、ビルバオとサンタンデールやヒホンを結ぶ路線、ビルバオとレオンを結ぶ路線などがある。運行本数は1日2~3便と極端に少ない。

ビルバオカード BILBAOCARD

ビルバオの観光局が発行する。
ビルバオ市内のメトロ、路面電車、また展望台へのケーブルカーの乗り放題パス。
料金は乗り放題パスで、1日券、2日券、3日券とある。
地下鉄もトラムも、すべて自動販売機で、購入まで手間がかかるので、少し長い間滞在する向きには便利だ。ビルバオの観光案内所で購入できる。

旧市街地区の特徴

旧市街は1300年、ビルバオに最初に作られた町。
旧市街という意味の、「カスコ・ビエホCasco Viejo」
すべてのメインストリートは、サンティアゴ教会につながっている。
当初、3本しかなかったが、15世紀にさらに4本増築、バスク語でアルデ・サアラ、7本の通りと呼ばれるようになった。
川の上流の方にある1本目が「ソメラ(上)通り」Calle Somera
2本目は、中通という意味の「アルテ通り」Arte kale
「デンデリア(店主)通り」Calle de Tenderia、昔は織物店が並んでいたという。
「ベロスティ通り」Belosti kale
「カルニセリア・ビエル(古い肉屋)通り」Carniceria Viaje、昔は肉屋があったという。
「バレン(下町)通り」Barren kale
「バレンカレ・バレハ(最下)通り」Barrenkale Barreha.
どの通りも昔のままの石畳の中世の趣を残した美しい通り。

見どころ

(旧市街)

サンチャゴ大聖堂 Cathedral de Santiago

この教会は1400年から400年かけて完成された。
サンチャゴは聖ヤコブとして知られる聖人の一人。9世紀にスペイン北部で遺骸が発見され、その地がキリスト教の聖地となった。そこへの巡礼路にも、サンチャゴという名を冠した大聖堂が建てられた。
巡礼者が必ず立ち寄る教会。教会の前には巡礼者のための水汲み場がある。容易に飲み水が手に入らない昔は。この道を歩く人にとって命の水だった。
教会の壁面上部には帆立貝を彫った模様がついている。聖ヤコブ像が被るベレー帽にも帆立がついている。

ヌエバ広場 Plaza Nueva

ビルバオいちばんのグルメスポット。
建設は1849年、休日には青空位置も開かれるビルバオ市民の憩いの場所。
広場をぐるりと取り巻く建物にはバルが立ち並ぶ。

ミゲル・デ・ウナムノ広場 Plaza Miguel de Unamuno

広場の中心には、巡礼者のための水飲み場がある。
広場の一角に長い階段がある。その階段の上には、ベゴーニャ教会がある。 サンチャゴ大聖堂の次に重要な教会。多くの巡礼者がここを通り、ビルバオに入ってくるという名所になっている大階段である。
広場から教会までは階段を坂道で延々800mある。現在でも年間10万人の巡礼者がこの道を通る。

ベゴーニャ教会 Begonako Basilika

16世紀初めに建設された重厚なたたずまいのカトリック教会。巡礼路にあるため、巡礼者は必ず立ち寄るという。
階段の途中には巡礼者のための簡易宿泊所もある。昔は道沿いに小さな宿がたくさんあったというが、今ではモダンなユースホステルになっているところもある。


リベラ市場 Mercade de la Ribera

1929年完成のビルバオの台所。
建設当時のアールデコのステンドグラスを残し、2011年に改装を終えたばかり。
地上3階、店舗数60以上の大きな屋内市場。
地産地消を推進するバスク地方では、市場の野菜は農家が直接売りに来ることが多い。
バスク地方はミシュランの星の数が20以上といわれ、スペイン屈指の美食エリア。
市場にはバスク地方のあらゆる食材がそろっていて、一日中にぎわっている。

(新市街)

ディエゴ・ロペス・デ・アロ大通り

新市街の軸になる大通り。
政治経済の中心地で、県議会庁舎がある。

モジュア広場 Plaza Moyua

19世紀末以降に開発された新市街のアバンド地区Abandoの中心にある。中央に大きな噴水がある。
広場の真下に、地下鉄モジュア駅がある。


グッゲンハイム Guggenheim

ビルバオ・グッゲンハイムフォト

1997年にニューヨークに拠点を置く「グッゲンハイム美術館」(ソロモン・R・グッゲンハイム財団)の分館としてオープンし、近現代美術専門の美術館として世界にその名を知られるようになった。
ニューヨーク、ヴェネチア、ベルリンに次いで4番目となる。
美術館は金属の板を複雑に組み合わせた不思議な建物。新市街のランドマーク。
世界的建築家フランク・ゲーリーが設計し、現代建築の最高傑作の一つに数えられている。ネルビオン川沿いに立つ姿は、まるで大きな船のようである。
造船所の跡地に建てられた美術館。鉄鋼の街からアートの街へと生まれ変わったビルバオのシンボル。衰退する鉄鋼業の代わりに,経済活性化の目玉として、1997年にオープンした。観光客誘致の呼び水となり、今世紀ビルバオはアートの町の先端都市となっている。美術館の周りにも数多くのアート作品が展示されている。

ビルバオは20世紀末に都市の再生を推進した。著名な建築家にビルや橋などの建造物の設計を依頼すると同時に街中にアートを配し、アートの街に生まれ変わった。今、スペインで最も注目されている街である。トラムも同じ名前の停留所。

ママンMamanと名付けられた巨大なクモ。
フランスの女性彫刻家の作品で同じものが世界9か所に展示されている。その1体は、日本の六本木ヒルズにある。
近くの橋がスピスリ橋Zubizuri、美しい曲線を描いた歩行者専用の橋。完成は1997年、設計はサンチャゴ・カトラトバ(スペイン)。スビスリとはバスク語で「白い橋」の意味。
このあたりの川沿いは遊歩道になっていて気持ちいい散歩道になっている。

磯崎タワー Torre Isozaki

新市街にそびえるツインタワービルは、日本の建築家磯崎新が設計した高さ87mの複合ビル。「イソザキ・アテアIsozaki Atea」という。アテアとは門という意味。

カンポス・エリセオス劇場

アルアガ劇場

エウスカルドゥナ宮殿

国際会議やコンサートに利用される大型ホールです。1999年にフェデリコ・ソリアノとドローレス・パラシオスという2人の建築家によって設計されて建築されています。


周辺

アルチャンダ山

新市街と川を挟んで反対側に位置する。
1915年の出来たフニクレール(ケーブルカー)で登ることが出来る。
麓駅はネルビオン川にかかるスビスリ橋のすぐ北側にあり、終日15分おきに運行されている。
急勾配の坂道を5分で登るとアルチャンダ・フニクラール駅Artxandako Funikularraに到着する。頂上は展望台になっていて、ビルバオ市街地が一望できる。

ビスカヤ橋 Puente de Vizecaya

ビスカヤ橋フォト

旧市街から離れた河口付近に建つ。
水上交通を妨げないように、川の架けられた高い構造物からゴンドラを吊り下げ、人や乗り物を運ぶ運搬橋。
全長164m、高さ50m、エッフェル塔を設計したギュスタフ・エッフェルの弟子の一人で、バスク人のアルベルト・パラシオの設計により1893年に建造・開通。


世界最古の運搬橋として世界遺産に登録されている。
ゴンドラは一度に車を6台と300人の人を運ぶことが出来る。8分ごとに24時間川を往復している。164mの距離を2分弱でわたる。
橋脚の上にエレベーターで上ることが出来る。45mの床は木のスノコのようになっているため、50m下の川の水面がのぞける。高所恐怖症の人は足がすくむかもしれない。往復で7eur。ゴンドラは片道0.35eur。

















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