モンテフリオ Montefrio

モンテフリオフォト

概要

グラナダの北北西約50㎞に位置する小さな白い村。
広大なオリーブ畑が広がる中の、観光地化されていない静かな村だ。
なだらかな丘陵地帯に、白い家並みが張り付いている。

スペインには、戦乱に巻き込まれなかった村はないと言い切れるほど、波乱の歴史を刻んでいるが、特にアンダルシア地方はその傾向が強い。モンテフリオもその例に漏れず、最も激しい戦闘が繰り広げられた舞台であった。

村を見下ろすヴィリャ教会 Iglesia la Villaがあって、これがかつてキリスト教徒との国境線を守るイスラムの要塞だった。ここはローマ時代からの戦略上の要所として要塞が築かれている。
14世紀イスラム統治の時代に、キリスト教勢力の侵攻からグラナダ王国と領有地を守る防衛拠点としていた。
その7年後の1492年に遂にグラナダが陥落する。
そして15世紀に、かつての要塞の主塔が改修されサンタ・マリア教会 Iglesia de Santa Mariaが建設され、その後ヴィラ教会として再改修された。

要塞には主塔に3ヶ所のパティオpatio(中庭)を持ち、2ヶ所の貯水槽を備えた本格的な要塞で、現在 村が管理する観光施設の展望塔となっている。

アクセス

グラナダからバスで約1時間。1日3便。(週末は運休している) 滞在時間は2-3時間あれば十分だ。帰りの時間をしっかり確認しておく必要がある。 急ぐ場合にはタクシーをチャーターした方がいい。

















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