パンパネイラ Pampaneira

アンダルシーア州 グラナダ県
標高 1058m
人口 約350 人

概要

グラナダから南へ66km,国道323号線を地中海沿岸方向へ進んで、途中、Beznarから東へ山道を、シエラ・ネバダ自然公園南側のポケイラ峡谷に入る。いくつかの白い村が点在する。階段状にのびている家並みが段々畑のように上に向かって伸びている。緑とのコントラストが最も鮮やかな村がパンパネイラだ。

アラブ・イスラムの人々は、シエラ・ネバダ山脈(3,482m)の山裾の1000mを越える険しい岩だらけで平坦地のないアルプハラ高地に、パンパネイラ Pampaneira(1058m).カピレイラCapileira (1436m).ブビヨン Bubion.トレベレスTrevélez(1476 m)をはじめとする10数ヶ所の白い村を築き、この地で約80年間グラナダ奪還を試みていたキリスト教勢力の侵攻に抵抗する前線の地としていた。
そして、1570年のキリスト教勢力とのアルプハラの戦いに敗れ、約800年間住み続けたイベリア半島から北アフリカに追放されたアラブ.イスラム教徒終焉の地でもある。
イスラム系の住民の減少したこの地域に、カスティーリャから、とくにガリシア地方やレオン地方出身者による入植が行われた。
建物の様式には今もイスラムの影響が色濃く残されている。

シエラ・ネバダ山脈の裾野の1000m以上の高地にあるこのあたりの気候は、冬季は寒さが非常に厳しく、降雪、凍結も珍しくなく、また夏季は暑さはかなり高くなる。
年間を通じて、降水量も多いが、季節によって差があり、夏は降雨はあまりなく、秋には冷たい雨が多い。

国道323号線のBeznarから東へ入ってすぐの地に、ランハロン Lanjaronがある。
スペイン一のミネラル・ウオーターに同名のものがある。

















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