ウブリケ Ubrique

アンダルシア州カディス県
標高 330mm
人口 約17,000 人

概要

ロンダから西へくねくねした山道を50㎞ほど走る。
山岳地帯のくぼみにある小さな町で、ウブリケの町を見下ろすところにかつてのローマ街道が走る。ルータ・デ・ロス・プエブロス・ブランコス(白い村街道)である。
街の中をウブリケ川が流れ、両岸に白い町並みが広がっている。

乾燥地であるスペインにありながら、ウブリケは山から湧き出る水、良質の岩塩、そして革をなめす為の木の実も豊富に採れるなどで、アラブの統治時代からの伝統で革なめしが行われており、革小物の生産が盛んだった。
18世紀には既に複数の工場があった。代々培われた技術が、現在も革職人の町として、世界でウブリケの皮革製品が認知されている。
ウブリケでは、一流の職人たちが1つ1つ丁寧に仕上げた、他に類を見ない精巧なバッグを今も作り続けていて、トップブランドの生産も手掛けている。

ウブリケの近郊には、ローマ時代の都市遺跡オクリがある。またアラブ時代には近郊にカルデラ要塞が建てられた。これは現在はファティマ城と呼ばれている。

アクセス

マラガからのバスで3時間20分~4時間かかる。1日6便ほど。

















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