レーワルデン Leeuwarden

概要

この町をもっとも有名にしているのは、1876年8月7日にこの町で生まれたマタ・ハリ Mata Hariの存在である。

パリで活躍した踊り子で外交官や政治家を相手とする高級娼婦として名をはせていたが、第一次世界大戦中にスパイ容疑で逮捕され処刑された。
以後、マタ・ハリの名は世界で最も有名な女スパイとなり、女スパイの代名詞となったいた。

マタ・ハリフォト

本名はマルガレータ・ヘールトロイダ・ツェレ(Margaretha Geertruida Zelle)。

マタハリが少女時代を過ごした家が現在フリースランドの文学博物館として残されている。

近くの運河沿いにこじんまりしたマタハリの像も建っている。

マレーネ・デートリッヒが主演した映画「間謀X27」はそんなマタ・ハリをモデルにしたものといわれる。

アクセス

鉄道

ロッテルダムからは直通列車があるが、アムステルダムからは乗継となる。
アムステルダムはスキポール空港駅から1時間ごとに直通列車がある。 Groningen行きで Leeuwardenへ2時間40分。
アムステルダム中央駅の場合にはAmersfoort駅で乗り換える。

アムステルダムから北上し、大堤防のハイウエイを走ると1時間余りで行くことができる。

見どころ

マタハリの家 Mata Hari's Huis

1917年にドイツへのスパイ容疑で処刑されたマタハリが少女時代を送った家。
現在はフリースラント文学の博物館になっている。
近くの運河に架かる橋の上にマタハリ像が立つ。

市庁舎 Stadhuis

ホフ広場に面して建つ市庁舎は、1715年に建てられたバロック調の建物。
17世紀のカリヨンが吊るされて、重厚な雰囲気を漂わせている。
ホフ広場周辺は街の中心で、歴史的な建造物が数多く点在する。

ホフ広場 Hofplein

ホフ広場に建つスタットハウダーライクホフは、16世紀半ばに築かれた白壁が美しい宮殿。
オラニエ家のウィレム1世が購入して、オランダ王家の別荘として長い間使用されていた。1996年からはホテル・レストランとして使われている。

計量所 Waag

ワーフ広場の真ん中に建つ赤レンガ造りの建物
16世紀から19世紀までバターとチーズの計量所として取引に使用されていたが、現在は1階が銀行、2階はレストランになっている。

ウィルヘルミナ広場 Wilhelminaplein

月と金曜日に大規模な市が開かれる。

聖ヤコブ教会 Grote of St.Jacobilnekerk

樹木に囲まれた広場にひっそりと佇む教会。
13世紀にドミニコ会の僧院として建てられたが、宗教改革後、聖歌席はナッソー家の埋葬所に改装された。
広場内には第二次世界大戦で亡くなったレーワールデン在住のユダヤ人の記念碑がある。

オルデホーフェ斜塔 Oldehove Toren

1529年教会の建設が開始され、途中地盤沈下のために塔が傾き建築計画を断念。斜塔だけが未完のまま残され、今もなお傾き続けている。
高さ40mの塔の上からはレーワールデンの街が一望できる。
塔の前の像は詩人ピーター・トロエストラ。

プリンセスホフ博物館 Museum Het Princessehof

17世紀の宮殿を開放し、現在は世界有数の陶磁器やタイルなどを展示する博物館として注目を集めている。
ヨーロッパのタイルから東南アジア、中国、日本の陶器まで幅広いコレクションの数々は、見応えたっぷり。
特に長崎の出島を経由して持ち込まれた伊万里、信楽、織部などの日本の古陶器が異彩を放つ。
火~日 11:00~17:00 月曜休館

















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