マッカム Makkum

概要

アイセル湖畔にあるこの小さな町
デルフト焼と並ぶオランダを代表する焼物「マッカム焼」の産地で町には工房がある。
マッカム焼と並行して、中世以降、フロアタイル、モルタル、レンガ、瓦屋根などを生産・流通する産業港としても栄えた。
ブルーを基調としながら黄色や朱色など、華やかな彩色が特徴のマッカム陶器には、明末期に景徳鎮で始まった赤絵や有田焼の影響が見られる。
現在は陶器やセラミックの生産で有名。デザイナーや建築家からの注文を多く受けている。
現在でも独自の言語(フリース語)を用い、別の文化圏を固持しているといわれるフリースランド人により16世紀より製作されきた。

王立ティヒラー・マッカム Koninklijk Tichelaar Makkum

1594年創業、オランダ最古の陶器工房。王室御用達の老舗。
熟練した職人により、伝統的なマッカム焼の製作を続けている。
製作の全工程を職人が手作業で行っているのは、デルフト焼と同じだが、より艶のある繊細な仕上がりになっている。
全工程には小さな皿でも4週間程かかる。
工房では生粘土から製品に至る過程、細かい絵付け作業などが見学できる。
伝統的なものだけでなく、新進気鋭のデザイナーとのコラボレーションした作品もある。
月~金 9時~17時半 土日祝 10時~17時

















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