メルニック Melnik


概要

ソフィアから180kmに位置する。
ギリシャ国境に近いワインの産地として有名なブルガリアで一番小さな町とされる。
歴史の豊富な町で、トラキア時代からで、後にローマ、スラブの支配下で発展した。
往時には人口2万人、教会が75もあった。現在の人口は400人足らずである。
町は砂岩が浸食されてできた「サンドピラミッド」と呼ばれる奇岩の崖の下にあり、そのユニークな景観からとりわけ西洋人旅行者に人気がある。
温暖な気候の土地で良質なブドウが育つことから、メルニックは赤ワインの産地としても知られワイナリー見学も楽しめる。

アクセス

バス

ソフィアからはサダンスキで乗継いで、メルニックに向かう。

ロジェン修道院

メルニックから6kmの山間にひっそりと建っている。
ロージェンとは「生誕」を意味する。
中世から残ったブルガリアの修道院の一つで、修道院の中で現在までオリジナルの建築様式が保存されているのは唯一ここだけである。
12~13世紀に建てられた修道院の基礎の上に16世紀になってから建てられたもので、他に類を見ない精巧な木彫り装飾で有名である。
中庭に建つ聖処女教会の門には、キリストと12人の使従たちや150の聖書の場面が描かれている。
礼拝堂には見事なイコンがある。教会の向かい側には、イコンをコレクションした部屋もある。その2階には、かつて僧たちが暮らした寝室や食堂、台所などが当時のまま保存されている。















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