ジェール Gyor


概要

人口約13万人
首都ブダペストとオーストリアのウィーンのちょうど中間点に位置する。
首都 ブダペストは約100㎞西になる。
スロバキアの首都ブラチスラバからは約70㎞の距離になる。
ハンガリー第3の都市として発展している。
ドナウ河がこの地で支流と合流することから、「川の街」と呼ばれ、中世以来、水運の要衝として発展を遂げてきた。
11世紀イストヴァン1世がジュールの町を司教の所有地として定め、建設を命じる。と同時に大聖堂を守るための要塞が造られた。
ローマ時代からの歴史が刻まれた町には、今もバロックyプ式の建物が並んで美しい姿をとどめている。
ジョールの街は建物を改修する際に、内部はリフォームすることが許されるが、外壁は残さなくてはいけないので、古い街並みがそのまま残っている。町全体が中世の造形美を守っている。

ジェール駅は第2次世界大戦で爆撃され、一部は破壊されたままだったが、1958年に修復された。旧ソ連の共産党政権の指導の下で、戦後の復興を目指して働く労働者のレリーフが入り口上のファサードを飾っている。

アクセス

鉄道

ブダペストとオーストリアのウィーンを結んでいるルートになり、特急列車の停車駅となっている。
ブダペストから、インターシティーICで約1時間20分。 スロバキアのブラチスラヴァやウィーンからも電車で到着することができる。ウィーンからは約1時間半かかる。
ショプロンからは約1時間となる。

市街地

町の中心セーチェニー広場から北西方向にジュール大聖堂の塔が見える。
広場の真中には、聖処女の円柱が目立つ。広場に面している聖イグナツィウス教会がある。
駅の斜め向かいに、四角のヴァーロシャーツァVaroshaza広場がある。その広場に面して、立派な市役所が建っている。

旧市街のメインストリートは、ハロッシュ・ガボール通り。歩行者専用の通りで商店街になっている。

ジョールには3本の川が流れているが、そのうちの支流のラーバ川とモショニ・ドナウ川が合流する地区がある。合流近くの高架橋の上から合流地点を眺めることができる。
近くにいかだボートによる合流地点クルーズの乗り場がある。
ザートニ・エッテレム Zatony Ettenem
Tek;96-338050 http://zatony.hu/index/php

見どころ

ジェール大聖堂

街のシンボル。
11世紀建造、当初はロマネスク様式だったが、幾度にもわたり増改築を経て、現在では新古典様式やゴシック様式などの建築様式が混在している。
内部は中世ハンガリーの華やかな装飾で彩られている。祭壇のマリア様の肖像画は黄金の額縁に納められている。堂内を彩るフレスコ画が荘厳な雰囲気を醸し出している。

ジェール市庁舎

駅のそばのヴァーロシャーツァVaroshaza広場に面している、立派な建物。
現在でも現役で活用されている。

ラーバ・クエッレ温泉

35℃の温水プールを中心としたアクアスポール施設。マッサージ体験もできる。

おすすめレストラン

ベルジアンビアカフェ・ロイヤル・エーテレム

34, Arpad Utea
Tel;96-589400
http;//www.danubinshotels.com/en/our_hotels/hungary/gyor/hotel.raba

近 郊

パンノンハルマ Pannonhalma

ジェールから約20km、路線バスで45分。
パンノンハルマ大修道院が建つ。詳しくはこちら















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