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ハンガリーのアクセス・国内交通事情

アクセス

空路

日本からの直行便はなく、欧州の都市で乗り継ぎでブダペストに入る。
ヨーロッパ各都市とも同日接続できる便は限られる。
乗り継ぎ都市としてはフランクフルト、ヘルシンキ、チューリッヒ、アムステルダムなどが便利だ。

陸路

ウイーンから近いため、オーストリアなどと一緒に旅行sる場合には、ウイーンをゲートウエイにするといい。鉄道も長距離バスも首都ブダペストまでは頻繁の運行されている

ハンガリーの空港

ブダペスト Budapest
リスト・フェレンツ国際空港
Budapest Ferenc Liszt International Airport(空港コードIATA=BUD)
ターミナル2A(シェンゲン国発着)、ターミナル2B(非シェンゲン国発着)
ターミナル1は閉鎖。
市の東南東16kmに位置する。
2011年3月リスト・フェレンツ(フランツ・リスト)生誕200周年を記念して、フェリヘジ国際空港からリスト・フェレンツ国際空港に名称変更された。

デブレツェン Debrecen
デブレツェン国際空港 Debrecen International Airport(空港コードIATA=DEB)
ハンガリー第二の都市.ミュンヘンから定期便

シャールメッレーク Sarmellek
ヘーヴィーズ=バラトン空港 Heviz–Balaton Airport(空港コードIATA=SOB)
ドイツ、チェコからの季節運航便

(就航便がない空港)
ジェール-ペール Per
ジェール=ペール国際空港 Gyor-Per Airport(空港コードIATA=QGY)

ペーチ-ポガーニー Pogany
ペーチ=ポガーニー国際空港 Péecs-Pogany Airport(空港コードIATA=PEV)

ハンガリーの鉄道

ハンガリーの鉄道はハンガリーの鉄道Magyar Államvasutak(略称=MÁV)が運営している。旅客輸送部門と、貨物輸送部門に分かれている。
私鉄は唯一、Gyor-Sopron-Ebenfurthi Vasut(GySEV)が残っている。共産主義時代にも、国有化されずそのまま残った。

周辺国スロバキアやクロアチアなど比べ、高速道路の整備が遅れていたため、公共投資を道路建設に集中したため、鉄道網整備には資本投入が行われてこなかった。そのため、周辺国に比べて高速化などの発達・普及が遅れている。
そのため、赤字路線が解消されず、2008年以降全ての小さな地方鉄道路線を休止することになり、国際路線と大都市間の路線のみが残ることになっている。
車両整備をはじめ、各種サービスの拡充も一向に進まず、周辺国はモダンな車両をローカル線にも走らせているのに、ハンガリーでは昔ながらの列車が走っている。
駅構内の設備もあまり改良されず、昇降機もない。

乗車券

ほかのヨーロッパ同様、改札はなく、乗車前に、必ず乗車券は購入しなければならない。無札では車内検札で違反の高額料金をチャージされる。
国外で購入するパスを除いて、国内で購入する乗車券には、特急券は存在しない。
インターシティや一部の国際列車(レイルジェット)以外は指定席券がない。
ハンガリー国内で乗車券を購入する際の、学生割引は、ハンガリーが発行する学生証を持っている者のみ割引が適用される。国際学生証は通用しない。

ハンガリー国内区間の移動に国際列車を利用する場合には、乗車できる車輌が限定されている。
ブダペストと隣国スロバキアやプラハ間には季節により、それぞれの区間に結構割引運賃が設定されているので、片道、往復ともどういう買い方をしたらお得かを調べるといい。

列車の種類

国内ルートには、鈍行と急行しかない。急行と言っても急行料金不要なので、快速と同じだ。

EC:ユーロシティ EuroCity
オーストリア、クロアチア、スロヴァキア方面を結ぶ国際列車。
ハンガリー国内ではIC扱いとなるが、それ以外は座席予約無しでも利用可能。

RJ:レイルジェット RailJet
ブダペスト~ウィーン~ミュンヘン間を結ぶオーストリア鉄道の長距離国際列車。
1等と2等と「ビジネスクラス」が設定されている。
ハンガリー国内区間も全席指定制。

IC:インターシティIntercity
全席指定制
ブダペストと国内主要都市間を結ぶ長距離列車。

急行(快速)
ジョルシュGyors
セメーイSzemely
予約不可
国内都市間を結ぶ急行列車。

普通列車
2等車のみ。

鉄道のパス

ユーレイルパスを使用できるのは、ヨーロッパ以外の地域に在住の方のみ。
ヨーロッパに居住している向きには、インターレイルパスInterrailがある。
いずれも料金別に、
ユースYouth12~27歳、大人Adult28歳以上、ファミリーFamili大人+子供4~11歳

ハンガリーの鉄道パスは、ハンガリー鉄道MAV-START(MAV)とGySEV社の鉄道路線で利用できる。ICは全席指定のため座席予約と追加料金が必要。
インターシティ(IC)とレイルジェット(RJ)は、全席指定制のため座席予約と追加料金が必要。ECはハンガリー国内ではIC扱いとなるが、任意予約制の列車のため、座席予約をしなくとも利用できる。

ユーレイルパス Eurail Pass

ユーレイル グローバルパス
28 カ国の中を自由に周遊できる。
使用日数 有効期間によって料金が異なる。
使用日数を選択するものと、連続して1,2,3か月使用できるものがある。

ユーレイル スロバキアパス
1 ヵ月の有効期間内で 3、4、5、または 8 日間利用がある。
1 等 (1st class) 、 2 等 (2nd class) 。

ユーレイル セレクトパス 4 カ国
隣接する 4 カ国で使用できる。
2、3、4 カ国から選択する。選択する国によって若干料金が異なる。
2カ月間のうち最大10日の旅行日を設定する。

バスパス: Euroline Pass
30日間有効のヤングシニアパス (ハイ/ローシーズン): E420/355
大人 E490/435 15, 40日間のパスもある。

国際長距離バス

欧州各国の主要都市間を結んでいるEurolinesが最大手。
バスステーションは終日長い列ができている。
チケット売り場のスタッフは英語を理解しないので、事前に旅行代理店で予約を入れた方がいい。
どの都市も大体同じだが、乗車の際に並ばない。

ハンガリー国内の長距離バス

ヴォラーンバス会社(Volánbusz)が運行している。主要都市間だけで、中小都市へは近くの大都市からのローカルバスになる。
英語の夜検索ができる。
http://ujmenetrend.cdata.hu/uj_menetrend/en/

タクシー

メーターが付いている。
乗車の際メーターがオンになっている事を確かめること。
市内で利用するときは旅行者はぼられることが多い。
ホテルのフロントで読んでもらうといい。

道路事情

隣接する東欧諸国に比べ、道路網の整備が遅れている。高速道路も主要都市間には大体完成しているが、中小都市へはほとんど従来型の狭い2車線の田舎道で、時間がかかる。
国があまり大きくないので、観光資源が比較的多い方で、あまり急いであちこち巡らないで、時間に余裕をもって日程を建てるべきだ。
夏季はドイツなどからの車で結構渋滞を起きる。駐車場などの確保が難しいところもある。












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