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ルーマニアのアクセス・国内交通機関

アクセス

日本からの直行便はない。 欧州線で乗り継ぐのが一般的で、同日乗り継げる便が少ない。

国内の交通事情

主要都市間には航空便がある。 多くの都市間移動には鉄道が主役になっている。 長距離バスも運行されているが、道路事情などから主要都市間は比較的短時間で行けるが中小地方都市へは時間がかかる。 主要都市内の交通機関は、トロリーバスまたはトラムが主役。

鉄道

ルーマニアの国営鉄道会社,通称CFRが運営している。
電化されている区間が全体の半分ほどで、大都市間の幹線は複線化が進んでいるが、ローカル都市では単線が多い。短い区間でも結構所要時間がかかる。
駅のホームも簡素で低いため、乗降や荷物の取扱いに時間がかかる。

特急列車(IC)や急行列車(IR)、普通列車(R)などがそれぞれ運行されている。
ルーマニアは比較的国土が広く、例えばブカレスト・ティミショアラ間などのように、特急列車を利用する場合でも、都市間の移動に8時間くらいかかる場合もある。
ルーマニアの鉄道駅には改札口がなく、乗車後に車掌が改札(検札)を行う。切符は2枚の複写式になっており、検札時に車掌が1枚回収し、手元に控えが残るしくみ。
列車内は特急列車(IC)でもコンパートメント形式の車両はあまり走っておらず、大抵は並列式の座席になっている。車内は基本的に禁煙で、タバコはデッキなどで吸われている。
ルーマニアの列車内には、基本的に車内販売やビュッフェなどのサービスがないので、食料や飲料などは列車に乗り込む前に駅の売店で調達しておくこと。大抵の駅にはそれらの品々が結構豊富に売られている。

列車種別

IC:インターシティ Inter City
主要都市間を結ぶ長距離列車。非電化区間へは低床式のディーゼル車を用いられるようになった。全席指定制。

R:ラピド Rapid
主要都市間を結ぶ長距離列車。ICより停車駅が多い。全席指定制。

A:アチェレラト Accelerat 
快速列車。全席指定制

P:ペルソアネ Persoane
普通列車

ルーマニアの列車予約

インターシティIntercity(IC)、ラピドRapid(R)、アチェレラト Accelerat(A)は、全席指定制のため座席予約と追加料金が必要。

ルーマニアの鉄道パス

ルーマニアの鉄道パスは、ルーマニア旅客鉄道(CFR Calatori.S.A.)の鉄道路線で利用できる。IC、R、Aは全席指定のため座席予約と追加料金が必要。日本ではルーマニア国内列車の座席指定および寝台手配はできない。

ユーレイルルーマニアパス
ユーレイルハンガリー-ルーマニアパス
バルカンフレキシーパス
ユーレイルセレクトパス
ユーレイルグローバルパス

道路事情

高速道路網の整備が遅れている。 短距離間でも時間がかかる地域がある。 冬季は積雪が多いため封鎖されている区間が多い。












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