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イギリスの交通事情

イギリスへのアクセス

ゲートウエイはロンドン

直行便

日本からの直行便は4社から東京・成田と羽田を発着している。
中部国際空港NGO、関西国際空港KIXはマーケットの状況で就航している。
それ以外の都市への直行便はない。
そのほか、欧州各地からの乗継便、アジア経由便などヨーロッパの中で最も発着ルートの多い都市となっている。
ロンドン以外の都市へは、ロンドン経由でなくても他のヨーロッパ経由便でも可能だ。
ロンドン(ヒースロー空港)が大きいため、乗継に結構不便で、他のこじんまりした空港からの方が便利な時もある。ただし便数が少ない。

乗継便

EU内航空会社便
ロシア航空(SU)
アジア経由便
アジア各国の主要都市乗継でもほとんど毎日運航しているが、国によっては復路が1泊しないと接続できない便がある。
ロンドン・ガトウイック空港到着便もある。
大韓航空は、ヒースロー空港(LHR)が毎日、ガトウイック空港(LGW)が週3便就航している。
ソウル便はほとんど日本各地と往復とも接続している。
ガトウイック便
(火、木、土)KE909便 ICN 18時40分発/LGW 22時50分着
(水、金、日)KE910便 LGW 10時30分発/ICN 05時25分着(翌日)

格安航空会社便

欧州内には多くの都市から格安航空会社便が就航しているが、発着空港が離れているため、乗継には利用しにくい。
最近は乗務員不足で運休、欠航が奮発している。
格安航空便は空港のカウンターが非情の混雑するため、早めのチェックインが望まれる。

ヨーロッパ大陸から鉄道でのアクセス

ユーロスター

1994年開業したイギリス、フランス両国所有の英仏海峡トンネルは、イングランドのフォークストンからフランスのカレーまで、イギリス海峡の海底130mを長さ50.5kmで走る3本の並行したトンネルからなる。1本は貨物専用で、残り2本は乗客・車・貨物の輸送に使われる。このトンネルを使ってロンドン・セント・パンクラス駅からはヨーロッパ大陸との間を結ぶユーロスターが運行され、パリやブリュッセル、リールなどのヨーロッパ内の主要都市との間を結んでいる。

オリエント急行

ロンドン・ビクトリア駅は有名なオリエントエクスプレス(「ベニス・シンプロン・オリエント急行(VSOE)」)の基点でもある。
愛称は同じでも、英国側と大陸側は同じ車両ではなく、乗客は乗り換えなければならない。

ヨーロッパ大陸から長距離バスでのアクセス

大陸側からは、ほとんどロンドン行きだが、一部、エジンバラやマンチェスター行きも運行されている。
サッカーの試合に合わせて臨時増便されることが多い。また、好カードの試合の時には、サポーターの大移動がるため、混雑する。
イギリスへの便を持つバス会社
Eurolines(ユーロラインズ)
www.nationalexpress.com/eurolines/home/hp.cfm

そのほか東欧各国からの直通が多い。

国内の交通事情

鉄道

近代鉄道の発祥の地であり国内には鉄道網が張り巡らされている。
小規模の民間地方鉄道の運営する地方路線は次第に統合されていった。
1921年に4つの鉄道会社にまとまり(ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道、ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道、グレート・ウェスタン鉄道、サザン鉄道)、これらは1948年に国有化されてイギリス国有鉄道(BR)となった。
しかし1994~97年にBRは、旅客輸送・貨物輸送と、線路や駅などの施設を一括管理する部門に分割されて民営化された。

日本同様、国鉄から分割民営化されており、旅客を扱う25社がそれぞれフランチャイズ制の会社として別々の経営を行っている。
これらの鉄道会社を総称してブリット・レイルBrit Rail International(BRI)という。

(イギリスの鉄道の特徴)
1、他のヨーロッパの鉄道と異なるところは、以下のようなところである。
車輌とプラットホームに段差がない。
他のヨーロッパはプラットホームが一段低い。

2、コンパートメント車輌がない。
すべて日本のようにオープンサロン形式になっている。

3、自動ドアが極端に少ない。
車内から降りるとき、停車したらドアのノブを力を入れて押さないと開かない。
古いものは外側にしか開閉のノブがないので、ガラス窓を下ろして外側のノブをひねらないと開かない。
4、土・日・祭日は運行本数が極端に少ない。

(パスについて)

英国内乗り放題のパスには以下のものがあるが、いずれも 1等・2等それぞれに大人と60歳以上の2つのカテゴリーがある。 子供(5~15才)は大人なの半額。
3人以上まとまって旅行する人たちのために「パーティーパス」があり、3人目からは大幅な割引になる。

ブリットレイルパス
3,8,15,22日間、1ヶ月間とある。
北アイルランド内は通用しない。

ブリットレイルフレキシーパス
利用日を分けて使用できる。
4,8,15日間がある。 有効期間は1ヶ月

ブリットレイルパス+アイルランド
イギリスのアイルランドの鉄道に1ヶ月間の有効期間中通用日数分の好きな日を選んで利用できる。 
5日、10日間がある。

フリーダム・アブ・スコットランド
スコットランドのみに有効なフレキシーパス。
4日、8日、12日間がある。

以上はいずれもイギリス国内では購入できない

日帰り往復チケット (現地購入可能)
2等のみで、ピーク時には利用できない。
平日は9;30以降となる

(パス利用者へのアドバイス)
利用の始めに駅構内の出札窓口で、開始日の日付印もらう必要がある。車内では不可。

バス

コーチ(長距離バス)
英国国内の多くの都市間にはバスが運行されている。
鉄道では、乗換などで時間がかかる行き先もある。鉄道パスの持ち合わせがない場合などは、割安なので、うまく利用するといい。
バスターミナルも他の都市に比べて快適で、利用しやすい。
ただし、出発地では案内の放送などがなく、定時に発車してしまうので、速めに言って難内表示やバスのパーキングの位置などを確認しておいた方がいい。
同じ停車場所から、次々に各方面行きのバスが出発するから、乗り込む前に十分に行き先を確認しないといけない。

タクシー

独特にデザインの車で、後ろに向かい合わせで5人まで乗れる。
前の助手席は、大きな荷物を載せることはできる。
行き先を乗り込む前に、助手席の窓越しに伝えてから乗り込む。
道端で拾うときには、前に手を出して停める。
料金の支払いも下車してから助手席越しにやり取りする。その際にチップを渡すことを忘れずに。大体料金の10~15%ほどでキリのいい金額を渡す。

市内バス

大都市ではダブルデッカー(2階建て)。ロンドンなどは市内は赤色、郊外行きはグリーンだが、地方都市では必ずしも赤色ではない。
料金は都市によって異なる。日本のように、危ないから、バスが完全に停車してから席をお立ちください、などをしていたら、発車してしまう。

レンタカー

イギリスは日本と同じく右ハンドル、左側通行なので、他のヨーロッパに比べて走りやすい。
そのため、レンタカーを利用する旅行者も多く、店頭での問い合わせも少なくないので、しっかりした応対をしておく必要がある。

英国でのレンタカーの主なポイント
レンタカー会社は日本で予約可能なワールドワイドの会社を薦めたい。 ハーツ、アイビス、など

空港で借りる方がいい。
市内(ダウンタウン)の店は早朝、深夜、土日曜、祝祭日の営業をしていない。
空港ならどんな到着、出発にも対応できる。
イギリスの市街地の道路は狭く、交通規制が複雑で、道の旅行者がいきなり走り始めるのはつらい。ロンドンなどはタクシー、ダブルデッカーの路線バスがスピードを出して突っ込んでくる。

オートマチック車が少ない。
他のヨーロッパ諸国よりはオートマチック車は多いが、小型のエコノミークラスの車ではほとんどマニュアル車しか手配できない。

すべてマイル表示なので、スピードの出しすぎに注意。
1マイル=1,6km

ロータリーが多い。
信号がなく、ロータリーになっているところが多いが、ロータリー内を走行する車が優先する。そのため、混雑時にはなかなかロータリー内に入れないで渋滞する。

給油はほとんどセルフ
借りた車の燃料が無鉛Unleaded,有鉛Leaded, ディーゼルかしっかり確認しておく。
無鉛は緑色スタンド、有鉛は赤スタンド、ディーゼルは黒又は黄色スタンド

罰金が高い スピード違反;£1000、 高速では£2500
シートベルト未着用;£500
信号無視;£5000
飲酒;£5000+懲役6ヶ月
(すべて上限)

道路事情

全国に細かく道路が張り巡らされている。
主要都市間は高速道路網が完備されている。
道路標識もかなり細かく配備されている。
距離表示はマイルとキロメートルが併記されている。
高速道路は有料区間が多いが、大都市周辺は無料となっている。
スピード違反の取り締まりが厳しいので、速度を守って運転しなけれべならない。
郊外に出ると、信号に代わってロータリーが多い。












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