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ウズベキスタンのアクセス・国内交通事情

ウズベキスタンへのアクセス

日本からの直行便;
ウズベキスタン航空(HY)が週2便就航している。
曜日により、往復とも発着時刻が異なる。
毎年、発着時刻が変わっていく。
東京・成田(NRT)→タシケント(TAS)
金曜:HY528 10:25/15:35
水曜:HY528 20:50/08:55+1

タシケント(TAS)→成田(NRT)
水曜:HY527 07:40/19:30
木曜:HY527 21:05/08:55+1

スケジュール上では週2便あるが、季節などによりたびたび変更があるので、利用する時期によって、最新の情報を得て旅行計画を立てる必要がある。
「コロナ」以降は就航も不可能になることも考えられる。

乗継でほかの中央アジアや中近東方面の都市への接続便もたくさんある。
ウズベキスタン航空Uzbekistan Airways

そのほかのルート
ソウル乗り継ぎが便利だ。
韓国・仁川発のタシュケント行き直行便。ウズベキスタン航空、コリアンエアー、アシアナ航空(一部共同運航)がスケジュール上で週6便運航している。
こちらも「コロナ」以降は就航は不確定である。

タシュケントからサマルカンド行きは、ウズベキスタン航空の便があるが、便数が少なく当日にサマルカンド行きの便に乗り継げないこともある。

ウズベキスタン航空「タシケント空港」での乗継について

ウズベキスタンの玄関口「タシケント国際空港」にて国際線から国内線、あるいは国内線から国際線に同日中に乗り継ぐ場合、空港での乗り継ぎ時間は3時間以上必要となる。
 現在、ウルゲンチやサマルカンドなどのウズベキスタンの国内都市に向かうフライトの発着は「ターミナル3」、一方、国際線の発着は「ターミナル2」と異なるターミナルを使用している。
 ターミナル2とターミナル3の移動は、ターミナルバス(有料)もしくはタクシーを利用する必要がある。
 同空港にて国際線~国内線の乗り継ぎを予定する場合には、乗り継ぎに十分な時間を確保しておかなければならない。

国内線航空網

国内線は12のウズベキスタン国内都市を結んでいるが、国内線の大部分はタシケントをハブHubにして各都市間に運行されている。
いずれの都市へも便数が少ない。
「コロナ」による影響で旅客数の減少に伴い、運航スケジュールが不安定だ。

ウズベキスタンの国内線就航都市と空港

タシュケント Tashkent
タシュケント国際空港 Tashkent International Airport(IATA:TAS)

アンディジャン Andijan
アンディジャン空港 Andizhan Airport(IATA:AZN)


ブハラ Bukhara
ブハラ国際空港 Bukhara International Airport(IATA:BHK)


フェルガナ Fergana
フェルガナ国際空港 Fergana International Airport(IATA:FEG)


カルシ Karshi
カルシ空港 Karshi Airport(IATA:KSQ)


ナマンガン Namangan
ナマンガン空港 Namangan Airport(IATA:NMA)


ナヴォイ Navoiy
ナヴォイ国際空港 Navoiy Aeroporti(IATA:NVI)


ヌクス Nukus
ヌクス空港 Nukus Airport(IATA:NCU)


ムイナク Muynak
ムイナク空港 Muynak Airport


サマルカンド Samarkand
サマルカンド国際空港 Samarkand International Airport(IATA:SKD)


テルメズ Termiz
テルメズ空港 Termez Airport(IATA:TMJ)


ウチュクドゥク Uchkduk
ウチュクドゥク空港 Uchkduk Airport


ウルゲンチ Urganch
ウルゲンチ国際空港 Urgench International Airport(IATA:UGC)


ザラフシャン Zarafshon
ザラフシャン空港 Zarafshan Airport(IATA:AFS)


航空機以外の国内移動

航空機以外の鉄道もバスでウズベキスタン国内を移動する場合には、駅やバスターミナルで乗車券を購入する場合に、外国人旅行者は滞在登録(レギストラーツィア)の提示を求められる。
ホテルに宿泊する場合には、滞在登録証を発行してくれる。本来はチェックアウトの際に紙しれを旅券に挟んでくれるものだが、多くのホテルがチェックインの際に登録証を発行し旅券にはさんでくれてしまう。
ホテル以外の民泊などの場合には、駅構内やバスターミナル内にある「登録」の場所(オヴィールという)で旅券と航空券を提示して滞在登録証を発行してもらってから乗車券売り場へ行くことになる。結構時間がかかる場合があるから、余裕をもっておかなければならない。

旅客列車

ウズベキスタン鉄道の旅客列車は、タシケント、サマルカンド、ブハラ、ウルゲンチ、ヌクスなどの都市間を毎日走っている。
もともとは主に行商人の移動用に使われるので、荷物の中に満員状態でさせられる上、時間もかかり、運賃も外国人料金で高くなっていた。
現在でも特急や急行など料金の高い列車は良くなったが、安い普通列車などでは相変わらず貨物室状態になる路線もある。
治安もお悪くなり、特に夜行列車などでは外国人が被害に遭うことも少なくない。

ウズベキスタン国内の鉄道網に関しては大部分がソ連時代に敷設されたものであり、整備が必要な状態にある。
その後、日本をはじめ先進各国の援助もあって主要都市間路線が整備されている。
2018年、中国とキルギスとウズベキスタンの3ヶ国における国際鉄道網の整備が進められ、国際列車の路線建設が進められている。これは中国の一帯一路経済圏構想による貨物輸送ルートである。
2011年にタシュケントとサマルカンドを結ぶタシュケント・サマルカンド高速鉄道ができて、この区間には高速列車「アフラシャブ号Afrosiyob」が運行されている。高速化の工事がさらに進んでいくとブハラまでも所要時間が短縮される。

主な旅客列車

高速列車には、
エコノミークラス、
ビジネスクラス、
VIPクラス
の3種類の車両がある。料金は日本の新幹線並みに高い。

アフラシアブ号 Afrosiyob スペインの「タルゴ社Talgo」製の列車だ。344㎞を2時間10分ほどで運行している。
タシケント~ブハラのルートは3時20分。
最高速度は210km/hにもなる。
スケジュールでは毎日朝夕の2往復運行されている。
列車の名前は13世紀にチンギス・ハンのモンゴル帝国に破壊されたサマルカンドの旧市街地アフラシヤブの名前に由来している。

シャルク号 Sharq
古い客車を修繕して使っている。
タシケントーサマルカンド―ブハラのルートで走り、所要時間は6時半。
運賃はアフラシアブ号のほぼ半額ほど。
最大速度は140 km/hとなる。
週末には夜行列車もある。
シャルクの名前は「東方」を意味している。

夜行列車
首都タシケントとブハラ、テルメズ、ウルゲンチとヌクスなどのような遠隔地と結んでいる。途中でサマルカンド、カルシ、ナボイなどの都市にも停止する。

時刻表

長距離バス

各都市間を移動には最もポピュラーな乗り物だ。
ウズベキスタンでは夜行バスが禁止されているため、基本的に移動は日中になる。
外国人とみると平気で上乗せした金額を言ってくることもある。事前に値段を把握しておく必要がある。

マルシュルートカ(ミニヴァン)

主に近距離の各都市間を結ぶもので、ミニヴァンなどを使った小型の乗り合いバスのこと。
ロシアを始めとした旧ソ連圏では一般的で、電車、バスなどの公共交通機関が発達していない場所でよく使われている。
バスのように停留所があるわけではないため、地元の人は好きなところで降りることができる。行き先表示にキリル文字が使われ、ドライバーとの会話はウズベク語かロシア語なので旅行者にはいささか使いにくい。

メトロ(地下鉄)

ウズベキスタンでは首都タシュケントのみ3路線運行している。
窓口でトークンを購入して改札するシステムでわかりやすい。
旧ソ連から独立しているが、治安に対する警備はあまり変わっていない。
メトロや駅構内は軍事施設とされているため写真撮影は不可。
階段の入り口や改札では警察官によるパスポートチェックや荷物チェックが行われていることがある。

ウズベキスタンのタクシー事情

タクシーには2種類あり、「TAXI」と書いてある正規のものと、非正規のいわゆる「白タク」である。流しのタクシーは大体が白タクで、しかも相乗りが多い。途中で客がいればこちらは乗っているのに、乗せてしまう。
どちらもメーター制ではなく交渉制なので、乗車する前に料金を確かめておく。
世紀のタクシーと白タクでそんなに差はない。都市によっても違うが、USドルで2~3ほどが相場だ。
夜間や雨天の時、大きな荷物を持っている場合は少し値段が上がる。
ひどいぼったくりでなければ、少々高くてもしょうがないか、と早めに乗る方がいい。

道路事情

旧ソ連時代に造られた道路がそのまま使われていて、インフラ事業が遅れていて、なかなか整備されていないが、主要都市間のルートは少しずつ高速に耐えられるレベルになりつつある。

現地旅行社

中央アジア5カ国の中では最も観光客が多い国になっているため、ツアーオペレーターもそれなりに充実しつつあるが、「コロナ」による世界各国の経済状況の変化で2019年までのような旅行客数は期待できなくなっている。
そのため、ツアーオペレーターの数も減少してくる。

(代表的なツアーオペレター)

アドバンツアー
シルクロードツアーオペレーター
2003年に設立され、今は中央アジアとコーカサスにまたがる3つのオフィスを持っている。
アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、中国など各地の名所をグループ、プライベートツアーおよび個人ツアーを案内している。
アドバンツアーウズベキスタン
47A, Mirobod-1 Street
Tashkent, 100015
Uzbekistan
Tel: +998 78 1503020
Fax: +998 78 1503021
E-mail: tashikent@advantour.com












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